毎年、正月はスキーの研修のため、秋田県の田沢湖スキー場へ行きます。
帰るのは1月3日の夜になります。この間、スキー場近くのホテルに泊まり込み
です。
元旦の夜、実家からホテルに電話がありました。
「アパートを借りている人から、水道が凍結して困っている。すぐ何とかしてくれ。」
という連絡があったとのことです。
実家の母親もなんとしてよいかわからず、とにかく電話してきたわけです。
貸主の会社は電話しても誰も出ません。
水道業者に電話しても誰も出ません。こちらとしても、出来る手は打ったのですが
何ともならないのです。
電話をすると「トイレが流せなくて昨日から我慢している」
という悲痛な叫びです。すぐ何とかしてくれという気持ちはよくわかります。
しかし、正月元旦の夜にどうしようもありません。
貸主の実家に電話しても、貸主は休暇で連絡が付かないとのことです。
あとは、水道業者が正月休み明けを待つしかありません。
相手の気持ちをよく聞いた上で、次のようにアドバイスしました。
まずバケツを用意し、近所のコンビニ行く。
コンビニの店長に事情を話して、店のバケツも借りる。
その上で、コンビニから水道をもらう。
まず、たまったトイレを流してしまう。
もう一度、バケツに水をもらい、炊飯・洗面に水を使ったら、排水しないでトイレ用
に使う。
風呂は、近所の銭湯か友人に事情を話して利用させてもらう。
何があるかわからない世の中です。2000年問題では皆さん準備されたことと思
います。
なにはなくとも電気は必要です。水は浴槽に汲みおくことが、緊急時には威力を発揮
します。水洗トイレは水がないとどうしようもありませんから。
結果的に、1月5日に暖気で水道が出ました。凍結の原因は、水道保温ヒーターの
スイッチを入居者の誰かが誤って切ったことでした。
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