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15.住宅の下に水路?

 自分の住宅を売りたいという依頼があると、登記調査をします。
土地については、公図・登記簿・地積測量図等です。建物については、建物図面・登記簿等になります。

 ほとんどの場合、自分の土地に自分の建物が建っていることが、登記調査で確認できます。
しかし、問題があることも時々あります。

 このケースでは、登記調査の結果、住宅の建っている真ん中付近に水路がありました。
水路といっても、現実に床下に側溝があったり、水が流れているわけではありません。
「登記上」水路があるわけです。

 水路の所有者が誰かという法律上のことはさておき、少なくとも自分の土地ではないわけです。
これまでの生活では、全く意識しなかった「水路」ですが、いざ売却するとなると問題となります。
売る宅地に「他人の土地」が含まれ、住宅が他人の土地にまたがって建っているのと同じですから。

 この解決手段には色々あるようです。私もこれまで2つの方法で「幸いにも」解決できました。
普通に生活していては気づかないことが、「売却する」段になって顕在化することが多いのです。
そして、このような問題ほど、時間と費用がかかることが多いのです。



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