土地取引や利用で「公図」・「登記簿」が大切な役割を果たしていることは、皆さんよくご存じと思います。また、実際の土地と「公図」や「登記簿」の記載が一致しないことがあることも、ご存じと思います。
「一致しない」場合にも程度に差があって、「ほとんど同じ」場合はそれほど問題となりません。
「とてもたくさん一致しない場合」が問題です。
私の取り引きした土地でもっとも一致しないケースが標題の場合です。
6m幅員の公道に面して、ほぼ80坪の土地がありました。形はほぼ正方形です。
「公図」は、というと「柿の種」のような形でとっても小さいのです。「登記簿」は、というと面積の記載が10坪しかありません。
いくら実際は80坪ある、隣の土地所有者も認めているといっても、これを取り引きするには大きな問題があります。どんな問題か?銀行さんとか色々ですけれど。住んでいる分には全く問題がないのですけど。「住んでいる分には全く問題がないけど」というところが、不動産取引の難しいところでもあり、もっとも大切な問題です。
結果的に、取り引きできるようになりました。大変だったことは確かですが、意外と時間墓からなかったことが印象に残っています。
しかし、あまりに違う場合は本当にやっかいです。
|