「ボーナスが減り、ボーナス返済月の家計が赤字に」という前回のお話の続きです。

本当に気の毒なことです。格別な浪費をしているわけでもない。仕事もまじめにやってきた。家庭も円満です。ただ、会社からのボーナスが減ったというだけです。そして、ボーナス返済月の支払額が変わらない。だだ、これだけなのです。

この話題が「そんな時代もあった」と笑える日もきっと来るでしょう。この原稿執筆日は平成１３年（２００１年）１１月です。私自身記録しておきます。

さて、蓄えでしのいで、とうとう４回目のボーナス月が来ました。ボーナスが減ってから１年経った訳です。しかし、減ったボーナスは増えません。

奥さんも半年前からパートに出るようになりましたが、毎月のやりくりで精一杯でした。
「ボーナス返済をどうしようか」と夫婦で相談しました。

「まず、俺のカードローンで不足額２０万円を用意する。月々２万円近く返さなくちゃならん。おまえも大変だろうが、やりくりしてくれ。」

ここで、正確に試算してみましょう。２０万円を銀行系のカードローンで借りると８．５％位の利息でしょうか。１２回（１年）だと月々１万７千４４３円の返済です。

なんとかがんばれそうというので、とりあえず不足額を借りてボーナス月返済を行いました。

　今回はここまで。つづきは、次回にお話しします。