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3.施工監理は必要?

 ある夫婦から住宅建築の相談を受けました。ご主人は単身赴任中です。
「住宅の建築設計から完成引渡まで、私は立ち合うことができない。
妻に設計の協議をしろといっても無理なので、工務店の間に入って相談に乗って欲しい。」

 建築設計通りに工事する人が工事しているか確認したり、間違っていたら工事し直すように言うことが、施工監理の最も大きな部分です。

 私自身、住宅建築や店舗建築に携わっているので良く分かるのですが、施工監理は依頼した方がよいと思います。

 勿論、大多数の工務店さんは良心的で、手間を惜しまず工事してくれます。また、工事内容に施主さん(家を建てて住む人)の判断が必要な場合、懇切丁寧に説明の上で決断を求めてくれます。

 ただ、家が建ってからでは容易に確認できない部分も多くあります。
壁の断熱材が設計通り入っているか?壁を壊さなければ確認できません。
屋根の防水シートはきちんと処理されているか?トタンをはがさなければ確認できません。
基礎(地面と建物の間にある、コンクリート製の固まりみたいなもの)の鉄筋は、太さと量が間違いないか?家を壊さないと確認できません。


 良心的な工務店であっても、本人に建築知識があって、建築現場に足を運ぶ暇が なければ「確認」はできないのです。良心的な工務店であればあるほど、自分の工事がいかに適切なものかを「確認」してもらいたいものではないでしょうか。

 ましてや、運悪く良心的な顔をした工務店に手抜き工事をされた場合、取り返しのつかないことは想像に難くありません。

 施工監理のポイントについて詳しくお話しするのは別の機会に譲るとして、お金がかかっても施工監理をきちんとしてもらうことは、大切だと思います。


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