今時、共聴アンテナのないアパートはないでしょう。BS共聴アンテナも多く設備されています。
さらに、ケーブルが引き込まれ、契約をすれば有線テレビを見ることやインターネット通信を行うこともできます。
アパートに住んでいて、はじめは映りがよかったテレビにノイズが出るようになった場合、疑う原因としてテレビという家電製品の不調とアンテナの不調があります。
アンテナの不調には屋根の上の受信設備からテレビへの接続までが含まれると思います。
アンテナケーブルとテレビ側端子の接触不良というケースは、入居されている方が確認して調整するのが普通です。
さて、皆さん室内型のテレビアンテナをご存じですか。テレビの上へ乗っけて、方向をずらしたりしてよく映る位置を探します。この卓上アンテナはチャンネルによって映りが安定しませんが、手っ取り早くテレビを視聴する道具として以前はよく見かけました。
テレビアンテナがテレビを見るための道具だとすると、テレビを見たい入居者がアンテナを設置するという考えになります。
戸建ての賃貸住宅を借りた入居者から連絡がありました。「テレビを見ようと思ってアンテナケーブルをつないだけれど映りが悪い。電気屋さんに見てもらったら、アンテナを交換しないといけないと言われた。大家さんに交換してもらえるようお願いしてほしい。」
実際に行ってみると、確かにノイズがあって決してよい映りとは言えません。電気店の方は信頼できる方で、アンテナの更新が必要なことも間違いないようです。
そこで、大家さんにアンテナ交換についてお願いしてみました。
「あのアンテナは前の入居者が自分で工事したものだ。前の入居者はそのまま置いていったので、それを使うのはいい。しかし、テレビのアンテナは見たい人が付ければいいんで、いままで他の貸家でもアンテナを工事したことはない。自分で付けるように言ってくれ。」
この話は次回に続けます。
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