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14.隣の原っぱに家が3軒建った
ある日鉄砲水が−2

 隣が広い原っぱだった中古住宅が、大雨の日に鉄砲水に見舞われた話の続きです。

 原っぱは巨大なため池の役割を持っていたのですが、宅地となり固められ家が建つと役割を果たせなくなります。それで、家が建って最初の大雨で鉄砲水に見舞われてしまったわけです。

 付近の被害にあった住民は、原因を作った建築業者を非難しました。確かに、家が建たなければ起こらなかった被害ですから、因果の関係はあります。一方、建築業者は、この原っぱが自然の溜め池機能をしていることは知らなかったのです。困ったことになりました。

 法律上のことはさておいて。

自然の果たす役割はあまりに大きく、逆にその機能を放棄させたときには、どうしようもなくなるのです。そのとき人間はどうしたらよいのか。

最後は、「自分のことは自分で守る」につきるのですが、関係者が協力して事態の改善を図ることができれば最高です。側溝を広げる工事をするとしても、自分の前だけ実施しても意味がありません。沿道の住民みんなが、力を合わせ負担することで自分たちを守ることができます。行政頼みも大切ですが、皆がまとまらなければうまくいかないようです。

 弱い人間ですが、力を合わせることで自分たちを守ることができます。一人でも負担を嫌ったりする人がいると、沿道のみんなが苦労します。また、特定の人を非難したり責めても、問題は解決しません。

 この場合も、沿道の住民・建築業者・行政機関が協力し、雨水排水機能を強化しました。
もちろん、売った私もほっと一安心です。



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