幽霊とか地球外生命の円盤（UFO）の類について、私は信じていません。人並み以上に怖がりですが。人並みに心霊番組も楽しんでいますが。
　宗教は哲学として敬意を持っています。また、信仰している方々を尊敬しています。
個人的に自然への崇敬の念や、万物への感謝と敬意は強く持っています。従って、超常現象は信じませんが、心を大切に思う気持ちは強く持っているつもりです。

　幽霊は実在しないと思っています。それでは、家相とか風水はどうでしょうか。また神仏の祟り（たたり）はどうでしょうか。

　秋田市近郊の町にある２つの住宅を売却して欲しいと依頼を受けました。近郊といっても秋田市から車で４５分ほど走ります。１軒は依頼者の所有建物で、３〜４年前まで住んでいたけれど今は空き家といいます。もう１軒は隣接する住宅で、依頼者のお父さんの所有ということです。こちらは依頼者のお父さんがだいぶ前に亡くなって、それ以来使っていないといいます。

　まずは、鍵を借りて２つの住宅を見に行くこととしました。ついでに、住宅のある町役場へ寄って調べることも多くあります。依頼者の同行はなく、私一人で現地へ赴きました。季節は晩夏と思います。もう少し秋だったかも。

　ようやく依頼者の住宅を見つけました。２階建ての住宅で、築後１５年くらいでしょうか。
鍵を開けて中に入りました。中に家財は少なく、住まなくなったときに片づけたことがうかがえます。住まなくなってからも１年に一度くらいは掃除しているようです。
　和室は雨戸が閉まっていて暗かったのですが、雨戸を開けると日当たりの良い部屋でした。長く空き家になっている場合、各部屋は空気がこもってよどんでいます。窓を開け、空気の入れ換えをすると、すがすがしい風が部屋を通り抜けました。

　一通りの業務調査を行い、いくらくらいで売れるかなどど考えながら、依頼者の住宅を一度出ました。次は隣のお父さんの住宅です。依頼者の敷地と異なり植栽が多く、しかも手入れされていないため茂っています。さて、鍵を開けて中に入ることにします。

　例によって、この話は次回に続けます。