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24.いわゆる超常現象は信じないのですが−6

 信心深い人の忠告で、しかるべく行動しました。
その結果、確かに体調は回復しました。

 依頼者に、「お父様の住宅の売却は遠慮させて戴きます。」とだけ伝えました。私の業務理念に反することですが、どうしてもお引き受けする気持にならなかったのです。
依頼者の住宅を売ることだけお引き受けしました。

 住宅を売るために何度も現地に行きましたが、隣のお父さんの家に近づかなかったことは言うまでもありません。そして、まもなく依頼者の住宅は成約となりました。
購入者に神棚の一件を話したところ、「よかったですね。」
どういう意味でしょう。

 引渡や残金決済も全て終わり、ようやく依頼案件が終了しました。
そのときから半年くらい経った頃でしょうか、依頼者が病気で亡くなりました。信心深い人には因果が分かるようです。

 「超常現象は信じない」と言いながら、よぎるものはありますね。「たたり」という日本語が。

 この一連の出来事は今は次のように考えています。

 長年に亘り閉ざされた住宅で空気が汚れていたものと思います。毒性や病原性はなかったとしても、その空気のため身体が反応したものと思います。生体の防御反応でしょう。ちょっと変だからすぐここを出ろ、という。
 そのうえ、置き去りにされ汚れた神棚を見て、精神的に小さいショックを受けたわけです。そのうえ、「命が危ない」という忠告です。誰でも肉体的精神的ストレスがたまると思います。
 神社での清祓儀式によって精神的ストレスが軽くなり、生体の防御反応も時間の経過と共に薄れたため、体調が回復したものと思います。依頼者の病死は、単に寿命が尽きたのであって、自然の摂理によるものです。

 皆さんにお伝えしたいのは、「大切」の気持です。
信仰がなくとも「大切に扱う」ことはできます。
空き家になった家で多く見かけるのが、天井付近の壁に画鋲で貼り付けられた様々なお札です。神社のものもあればお寺のものもあります。
画鋲で貼り付けることの是非は分かりません。しかし、少なくとも退去するときは「大切」に扱ってほしいと思います。

 私はどうしているか?ですか。今は、自宅に持ち帰ったり事務所に置いたりせず、神社かお寺に直行して納めています。

 この話は今回で終わります。



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