主要な業務ではありませんが、二級建築士として建築に関する相談も受けています。
不動産取引関連業務や権利開発業務に影響をきたさない範囲で、建築に関する業務の委託を受けることもあります。
その業務に「設計監理業務」と「建築工事監理業務」があります。
施工監理の必要性について、実は「土地建物のトラブルに関する第3話「施工監理は必要?」で簡単にお話してます。
今回は、あらためて少し詳しくお話ししたいと思います。
工事監理業務は「工務店さんに住宅を建ててもらうんだけど、忙しくて建築現場に足を運べない。設計通りできているか、細かい仕様の処理をお願いします」と言われて、引き受ける業務です。
現場に足を運び、設計通りに施工されているか、見積通りの品質材料が使われているか、を建て主さんに代わって確認し、記録します。
設計監理業務は「工務店さんと住宅建築のプランと見積を相談しているんだけど、工法的な問題や経済性さらに品質についてよく分からないから、検証してくれないかな」と言われて、引き受ける業務です。
工務店さんの見積や住宅の設計について工事前に検証して、「こんなんだったら別にしとけばよかった」ということにないようにすることです。
このほかに建築設計業務があります。私は設計の専門家でありませんので引き受けることはありませんが、「この場所に住宅を建てたいので、私の希望と予算に合わせた企画を作成して下さい」と言われて図面を作ったり見積書を作成する仕事です。
大きな工事では、設計と工事監理を専門の建築家が行い、実際の工事はゼネコンさんや各業者さんが行うのが通常です。
これに対し、一般の住宅では設計見積から建築工事と工事監理まで同じ工務店さんが行うのが通常と思います。少なくとも、秋田市周辺では一般に工務店さんが全て行います。
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