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35.基礎の鉄筋ズレてない?−6

 技術的裏付けのある信頼できる工務店さんは、第三者の工事監理に非常に好意的です。
施工に自信がある
からですね。
こちらも施工について気をもんだりする必要はありません。

 また、仮に不具合の指摘に対し、前向きに受け止めてくれます。
後で悪い影響の生じることなら尚更です。
不具合が生じる前に直せるのですから、施工の信頼と評判を向上させることになります。
むしろ、施工中の改善措置は、工務店さんにとっても経済的です。

 なにより、余り技術裏付けのない他の工務店さんとの違いを、監理者という第三者の評価を通じて建て主さんに知ってもらえることで、評判を獲得することが出来ます。
 技術の確かさと工事の信頼性を、建て主さんは監理報告を通じ印象に刻むこととなり、これが評判に繋がるわけです。

 監理業務を前向きに受け容れてもらえるわけですから、監理者が人様の仕事に口を挟むとしても、とても言いやすいわけです。

 細かい施工・品質・機能についての確認に対し、喜んで対応してもらえます。
なぜなら、全ての施工には合理的で品質の確保に必要な根拠と理由があるからです。
品質のための細かい技術や経験応用を、いちいち建て主さんに説明しないだけです。
本当は聞いてもらえ喜んでいると思います。

 残念ながら、そうでない工務店さんもいます。
 細かい施工方法が品質や機能確保のためにされたのではなく、「経費の節減」のためだけの場合、聞かれた工務店さんは困るだけですね。

 建て主さんのために経済性を考慮するのは必要です。
しかし、最低限の品質を確保することと、経済性を優先させたことを説明することが欠かせません。
 そして、そんなことは工事が始まってから聞かれる前に、設計打合せと見積の段階で十分な説明をしておかなければなりません。

 技術的裏付けのある信頼できる工務店さんと私が確認できた以上、工事監理を行うのは「無駄・過剰経費」となるのですが、それでも
引き受けなければいけないなぁ!
という場合があります。

 前置きもここまで来ると「いい加減にしろ」と怒られそうです。
もう少し続けさせて下さい。



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