1.税金
2.セットバック
今回の建築現場は前面道路の幅員が3mほどでした。
皆さんはセットバックと言う言葉をご存じですか?
都市計画区域内の市街化区域では、幅員4m以上の道路に建築する土地が2m以上接していることが必要です。
道路幅員が4m未満の場合は「道路の中心線から2m下がったところ」を道路敷地境界とみなして建築する必要がある、ということをセットバックといいます。
古くから人の集まる街中は、案外と狭い道路に家が建ち並んでいます。
昔、(といっても自分の子供の頃のことですが)、自家用車なんてまだまだ少なく、家に駐車場を整備するなんてのは、ごく生活レベルの高い家庭のみでした。
お出かけでハイヤーやタクシーを含め乗用車を使うことは、そんなになかったんです。
停留所まで歩いてバスか路面電車に乗るのが、正統な庶民のお出かけでした。
そのころ住宅への荷物運び入れ手段は、「リヤカー」が普通です。
知らない若い方も多いと思います。
畳一枚よりちょっと幅のある板の外側に、大きめのタイヤが2個ついている運搬用具です。
人が座るように作ったのが「人力車」ですね。
ですから、畳の幅(ここでは0.91mとします)二枚分あれば、リヤカーは十分通れます。
道路の幅は畳の幅二枚分の一間(いっけん 0.91m+0.91m=1.82m)あれば、生活道路として「たくさん」だったのだと思うんです。
さらに、もう畳の幅一枚分あれば、リヤカー同士もすれ違いができたでしょう。
よくある一間半(いっけんはん 1.82m+0.91m=2.73m)の道路が多いのは、こんな事も理由の一つかもしれません。
当時のリヤカーすれ違いは、現在の軽トラックすれ違いのようなものでしょうか。
軽トラックのすれ違いは4mで十分でしょうか。
そのようにイメージすると、当時の一間半(2.7m)道路は現代の幅員4mに相当すると考えていいかもしれません。
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平成17年9月12日のご挨拶
話題の途中に割り込みさせて戴き、執筆者から「よもやま」御愛読の皆様にご挨拶をさせて戴きます。
執筆者は有限会社大智不動産(だいちふどうさん)と有限会社安藤不動産を経営しておりますが、有限会社大智不動産と有限会社安藤不動産を統合し、有限会社安藤不動産を存続事務所として業務を行うことと致しました。
これに伴い8月30日付にて秋田市八橋の有限会社大智不動産事務所を閉鎖致しました。
八橋に開設以来10年間のご愛顧に心より感謝申し上げます。
まだまだ事務所統合の処理が思う通りならなず、体調も崩しがちの執筆者ですが、業務の効率化をもって業務の高度化を遂げたい、という決心を一つ一つ実現したいと思います。
まだまだ途上ですが、皆様のご支援を宜しく御願いします。
平成17年9月12日 総選挙の翌日
執筆者啓上
3.電柱
4.水道管
5.通行権
6.下水管の輻輳
7.道路が行き止まりで狭い
8.プライバシーと興味
9.その他
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