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46.基礎の鉄筋ズレてない?−17(電柱の移動2)

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電柱の悲しい運命は、みんなにとって不可欠必要なものだけど、じゃま!と思われていることです。

さらにじゃまさを感じる場合があります。

垂直に一本立った他に、斜めにもう一本コンクリート製の電柱が添えられている電柱を見かけますよね?
注意深く見ると、垂直に立った電柱なのに電線が架けられていなくて、
別の電柱とワイヤーで繋がれているだけのものものも見かけます。

もっとよく見かけるものには、斜めにワイヤーが張られているものがあります。

電線は常に引っ張られています。
そうでなければ垂れ下がってしまいますから。
一本道の途中にある電柱は本線の電線も一方向で、電線によって一本足電柱も均等に引っ張られます。
ですから、一本足でも安定しているわけです。

これに対し、行き止まりの電柱は、前後左右にアンバランスな張力がかかります。

そこで「控え」(支線・支柱)が必要となります。

この支柱付き電柱が、土地の利用をかなり制約し、更にじゃまさを感じさせる訳です。
例えば、
道路に並行に「控え」をとられると、三角形の底辺分の間隔は車の乗り入れにじゃまですよね。

今は技術的に様々な方法が開発されて、制約を軽くすることもできるようです。
5mほどの間隔があった「控え」を、別の技術で1m弱に狭くできた経験があります。

自宅前に電柱が一本あれば、両隣と道路向かいの3軒あわせて5軒は「お陰様!」なのです。
この貢献度って、すごいと思います!!

もし自宅に電柱の制約が全くない方は、誰かの「お陰様」で電力や電話を利用できることに、少し思いを致して下さいね。

まして、その電柱が立っている土地、設置されている土地が、誰か個人の所有地である場合はなおさらです。

年間1000円ほどの使用料が電力会社又は電話会社から支払いされますが、負担に見合うものでありません。

「全くの無償ではないが、身を削ったボランテア」といえると思います。

電柱のお話しをもう少し続けます。


4.水道管
5.通行権
6.下水管の輻輳
7.道路が行き止まりで狭い
8.プライバシーと興味

9.その他



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