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54.基礎の鉄筋ズレてない?−25(基礎−4)


さて、「基礎」 きそ と 「土台」 どだい の話の続きです

似た響きに「土台」 どだい があると言いました。

下の写真で「基礎」コンクリートの上に横たわっている「材木・角材」が、「土台」です。


この日は雪で、コンクリートのほとんどが雪に埋もれています。
基礎の周りの泡か砂のようなものは、積もった雪です。
それで、コンクリートがものすごく低く感じるのです。

材木とコンクリートの間に「黒い物」が挟まっています。
わかりますか?
これは木材が、じかにコンクリートに接しないよう、はさめたプラスチック製品です。
このプラスチックは要所にはさめるので、コンクリートと材木には多くの隙間ができます。

そうです。外の空気と基礎内部の空気を換気します。
また、土台の湿度を調整します。

白蟻の被害を少なくするには、まず乾燥です。

コンクリートって固いですけど、セメントを水で練って固めたものですよね。
実は、コンクリートは「水」と大変相性がいい素材です。
水に濡れても、割れたり溶けたり腐ったりしませんよね。

反面、湿気が伝わりやすいのです。

コンクリートに直に横倒しすると、どうしても接面箇所に湿気がたまります。
土に接していなくても、この湿気でも通り道を作ります。
すごいですよ。

このプラスチックは案外優れものですね。
プラスチック製品自体は、大変強度と耐久性に優れたものです。

ただ、プラスチックが「要所にない」場合は強度が欠けることになります。
どこでも並べればいいわけでありません。

上記の写真では隅部とアンカーボルトの下にしっかり設置され、
これから組まれる柱の下で家全体の荷重を支えることができます。
大変いい施工です。

もし、この場所になかったら?
柱の下が隙間なんですから、骨組みを組んでるうちに傾いてくることは、
皆さんにも想像できますね。

では、もう少し標題の話題を続けます。



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