A町の2500万円の中古住宅が高いのか安いのか、チラシ情報では直観的に判断できません。
そこで、ネット上の不動産情報にできるだけ多くの写真や図形情報を掲載してみます。
「大まかな場所はどこ?」
「土地の形は整っている?」
「道路と土地の位置は?」
「駐車スペースはある?」
「洋間はカーペット?フローリング?」
「手入れしなくてもすぐ住めそう?」
このような基本的な性能や品質についてのイメージを入手できれば、大雑把な判断−−自分の求めるものに近いかどうか−−の材料となると思います。
同じ地域に別の2000万円の中古住宅があって、同じように画像情報が多く掲載されれば、価格の比較が可能となります。もちろん、大雑把な比較ですが、「2500万円の中古住宅の方が全体を比較するとそれなりの価格だなあ。2000万円の方は品質から言ってすこし高いかも」といった判断が可能となります。
別の地域に2000万円の中古中宅があって、多くの画像情報が掲載されていれば、地域は違うけれども同じ2000万円という価格の中古住宅として、直感的に比較することが可能となると思います。
私どもも価格査定資料のひとつとして不動産情報の新聞広告を切り抜いたり、チラシを保存したりします。結構大変な手間です。ちょっと油断すると未処理の新聞が山になります。
これを2〜3年分ファイルにして、査定案件と類似の情報を検索します。しかし、当然ながら掲載されている情報は限られており、特に中古住宅の査定では参考にする程度です。
一つとして同じものがない住宅だけれども、比較することは可能なのです。価格も所在する地域も違うけれども、大雑把に「割に高い」とか「割と安い」という判断が可能となります。
この話題は次回に続けます。
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